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施工事例

FRPについて『ガラス繊維と厚み』

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FRP(繊維強化プラスチック)のガラス繊維は、樹脂と複合して強度を高める基材で、軽量・高強度・耐食性に優れます。主に短繊維をマット状にした「ガラスマット」(厚膜向け)と、織物状の「ガラスクロス」(強度重視・平滑な仕上がり)の2種類があり、自動車、船舶、住宅設備、DIYの補修などに広く利用されます。

主なFRPガラス繊維製品の種類と特徴
  • ガラスマット(マット):
    • 特徴: 短いガラス繊維をランダムに配置し、バインダー(接着剤)で固定。
    • 用途: 1度に厚みを出せるため、成形や一般的な積層補修。
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  • ガラスクロス(クロス):
    • 特徴: ガラス繊維を編み込んだシート。しなりに対する強度が優れる。
    • 用途: 薄くても強度が必要な箇所、強度の高い補修、表面の平滑な仕上がり。

 

  • ロービングクロス: ガラス繊維の太い糸を織ったもので、強度が非常に高い。

 

  • サーフェスマット: 表面の仕上がりを美しくするための薄いマット。

 

選定のポイント
  • 用途: 強度が最優先ならガラスクロス、厚みや作業性(なじみやすさ)ならガラスマットが適しています。

 

ガラス繊維の番手

主に 300番 380番 450番 600番 という番手があります。 580以上ですとロービングクロス 300以下ですとガラスクロス 30番がサーフェースマットなどがあります。 番手は㎡あたりの重量(g)を表しています。 そのため数字が大きい方が分厚いということになります。一般的な防水施工では2~3層重ねて2.0~3.0mmに仕上げます。一度に厚くしすぎると硬化熱で変形するため、4プライ程度を目安に分割積層します。

 

FRP積層厚みの目安(ハンドレイアップ成形)
  • ガラスマット#380: 1ply(1層)≒ 0.7~1.0mm厚(1m²あたりカラス繊維380g)
  • ガラスマット#450: 1ply(1層)≒ 0.8~1.0mm厚(1m²あたりカラス繊維450g)
  • ガラスマット#600: 1ply(1層)≒ 1.0~1.2mm厚(1m²あたりカラス繊維600g)
  • ロービングクロス(580番): 1ply(1層)≒ 約1.3mm厚
  • カーボン繊維(200g/m²): 1ply(1層)≒ 約0.5~0.6mm厚
     
積層に関する特徴と用途と注意点
  • 用途: FRPの防水工事(屋根、ベランダ)、補修、小型ボート、エアロパーツ成型。
  • 積層: 1枚のマットにポリエステル樹脂を塗布し、脱泡ローラーで気泡を抜くことで成型。
  • 防水の標準: 屋上やバルコニー防水では、一般的に2.0mm〜3.0mmの厚みを持たせます。一般的に#380マットを2層(2プライ)重ねる仕様(計1.4mm〜2.0mm)が屋上やベランダ防水で標準的。
  • 積層の限界: 1回の積層は発熱を避けるため4プライ(4層)程度までとし、それ以上は硬化後に再度積層します。
  • 強度設計: 強度が必要な箇所には、ロービングクロスとガラスマットを交互に積層します。
  • 保護具の着用: ガラス繊維は肉眼では見えにくい微細な繊維であり、その繊維が飛散し、肌に触れるとチクチクしたり、怪我をする恐れがあるため、作業時はマスクと手袋が必要です。
     

 

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